シックス・アパートと中央大、新聞風ブログで小学生の情報リテラシー教育(BCNranking:07/4/2)

とにかくリンク先の画面を見てほしい。(追記:INTERNETWatchのこちらの方が大きくていいです)
これが本当にブログか?と思うような本物の新聞みたいなレイアウトになっている。
しかもよく見ると記事ごとに(1ブロックごとに)コメントとトラックバックが付けられるようです。すごい!

 シックス・アパート(関信浩代表取締役)と中央大学総合政策学部松野良一研究室(松野研)は3月29日、小学生の情報リテラシー教育促進を目的として、新聞風のブログを用いた「新聞ブログ・プロジェクト」を共同で開始すると発表した。ずいぶん前に朝刊太郎という無料ソフトを紹介したが、それは使い勝手がいまいちよくなかった。

これによると
 「新聞ブログ」は、新聞作成の基本である5W1Hに沿って取材した写真や文章を入力できるブログ。小学生でもウェブ上で簡単に入力・アップロードでき、楽しみながら作文能力、情報リテラシーを高めることができる。アップロードすると自動的に新聞風にレイアウトされ、動画も配信できる。印刷はA3サイズで出力でき、国語の時間や総合学習の時間などで活用できる。ということらしいから、多分、入力欄などが普通のブログとちょっと違うのかもしれない。「5W1H」に沿ったインターフェイスなのかな? 動画も配信できちゃうなんて新聞を超えているじゃないか。

このブログを利用した「新聞ブログ・プロジェクト」は、取材活動や新聞制作の体験を通じて世の中のニュースに関心を持ち、自分の目で真実を見極められるような教育支援を行うことが狙い。同時に、パソコンやソフトの理解と操作の習熟も促進する。また、ブログの特徴を活用し、地域や父母との関係強化や、地域を越えた小学生同士のコミュニケーションも行う。そうそう、そういう取材などの経験を通して一次情報の重要性とか、まさに「自分の目で真実を見極められるような」メディアリテラシーまで身につけられたら、いいんじゃないか? しかもブログだからコミュニケーションも取れる。

ただ、気をつけたいのが個人情報だね。取材源に掲載許可をもらうのはもちろん肖像権の侵害になってもいけないし、そういうことも含めて総合的にいいんじゃないかな。

実証実験を行った小学校では
小学生からは「楽しかった」「また作りたい」といった感想が数多く寄せられ、精神面とスキル面の両方で情報リテラシー教育の効果が得られるとともに、実際の新聞に対する興味や親近感も向上したという。ちなみにこれは
シックス・アパートの企業向けソフト「MovableType Enterprise Publishing Pack」をベースに共同開発したもの。だそうです。

個人とか、自分とかには関係ないかもしれないけど、何だか楽しそう。。