現代っ子にぴったり!? 「雨ニモアテズ」 (IZA:07/7/12)
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」をパロディー化した詩が地元の岩手県盛岡市の小児科の医師が学会で発表されたものらしい。作者はどこかの校長先生らしいということで作者不詳?

 雨ニモアテズ 風ニモアテズ
 雪ニモ 夏ノ暑サニモアテズ
 ブヨブヨノ体ニ タクサン着コミ
 意欲モナク 体力モナク
 イツモブツブツ 不満ヲイッテイル
 毎日塾ニ追ワレ テレビニ吸イツイテ 遊バズ
 朝カラ アクビヲシ  集会ガアレバ 貧血ヲオコシ
 アラユルコトヲ 自分ノタメダケ考エテカエリミズ
 作業ハグズグズ 注意散漫スグニアキ ソシテスグ忘レ
 リッパナ家ノ 自分ノ部屋ニトジコモッテイテ
 東ニ病人アレバ 医者ガ悪イトイイ
 西ニ疲レタ母アレバ 養老院ニ行ケトイイ
 南ニ死ニソウナ人アレバ 寿命ダトイイ
 北ニケンカヤ訴訟(裁判)ガアレバ ナガメテカカワラズ
 日照リノトキハ 冷房ヲツケ
 ミンナニ 勉強勉強トイワレ
 叱ラレモセズ コワイモノモシラズ
 コンナ現代ッ子ニ ダレガシタ
これを当の子供たち本人らが読んだらどう思うだろうか。少なくとも東西南北のくだりあたりには反論があるだろうか?

「コンナ現代ッ子ニ ダレガシタ」と聞かれれば、それは大人しかいないだろう。

親の過保護、過干渉と、自己中心的なところなどは。

ただ、まぁ強いて大人の事情を汲み取れば、大人だって余裕がなくて、自分のこと、自分の家族のことを考えるのに精一杯、自分の子供さえよければ、ということなのだろうか?

賢治もこんな風にパロディ化されようとは思いもしなかっただろうな。。