昨日、さいたまの大宮まで坂本冬美のコンサートに行ってきた。

午後2時半開演の部。

客層が、これまで自分が行ったコンサートとはかなり異なる。おそらく自分が最年少かなくらいに見えた。

坂本冬美本人もMCの中でしゃれで「平日の昼間のお忙しいときにもかかわらず〜」などと言って会場を笑わせていたが、考えてみれば平日の昼間にこんなところに来れるのはそういう人たちだからだろう。同じ日の夜の部になればまた少しは違うのか?

坂本冬美といっても、話題になった「また君に恋してる」と、あの「夜桜お七」しか知らない。下のカバーアルバムしか持っていない。

結論から言うと、このアルバムからは「また君〜」を含めてたった3曲しか歌ってくれなかった。これはかなり残念。多分、他の曲を歌われても、コアなファンにしてみれば知らない曲だったりするのだろう。せめて「なごり雪」くらい歌ってくれてもいいのに。。

Love Songs~また君に恋してる~
Love Songs~また君に恋してる~
曲名リスト
1. また君に恋してる
2. 恋しくて
3. あの日にかえりたい
4. 会いたい
5. 言葉にできない
6. 恋
7. 夏をあきらめて
8. シルエット・ロマンス
9. 片想い
10. なごり雪
11. 時の過ぎゆくままに
12. 大阪で生まれた女
13. また君に恋してる

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しかし、それ以外のオリジナルの持ち歌である演歌は、やっぱり迫力が違う。

考えてみれば演歌を生で聴くのは初めてだからかもしれないが、歌唱力がすばらしいので、初めてでも十分堪能できる。

坂本冬美も20年以上やっていることもあってか、お客とのやりとりなどのMCがうまい。よく笑わせるし、気も使うし。

会場で↓このお土産を買った。

坂本冬美コンサートお土産

坂本冬美は和歌山出身なので紀州の梅干。

3種類あって本来は個別にしか販売していないのだが、コンサート会場限定でお試しパックがあったので迷わずかった。

坂本冬美を抜きにしても紀州の梅干は好きなので。

今回のコンサートで驚いたのは、演歌の歌手のコンサートにはアンコールというものはないのか?ということ。

これまで行ったものはたいてい最後と言われた曲が終わっても手拍子などをしてアンコールのコールをしてしばらくすれば再登場して2,3曲歌うものだが、それがない。

カバーアルバムの曲数が少なかったので、アンコールのときに歌うのかと思っていたら、きっちり最後の歌が終わったら終了。常連客はそれを知ってか、まだどん帳が下がりきっていない(坂本本人がまだ少し見えている)のに、それとほぼ同時に出口にどどどっと出て行った。


個人的な余談を書けば、補聴器をしててもMCで何を言っているのかがわからないことが多かった。

最後のぽっとした一言で会場がどっと沸くところが何度もあっても、その最後に何と言ったのかがわからない。音としては聞こえているのだが、言葉として認識できない。難しく言うと「語音識別ができない」というのだが、これは補聴器のせいではない。この置いてけぼり感は聞こえる人にはわからないだろう。

後、大音量になると時々ガサッ、ガサッというような音が割れるような雑音がした。これは補聴器の問題なのか、スピーカーからそういう音が出ていてそれを拾ったのかはわからない。

今までは、知っているアーティストでほとんど知っている曲だったから補聴器などしないでも済んでいたが、今回はしてみて若干不便だった。何度か外してみたが、外すとちょっと物足りないし。

時間もきっちり2時間程度なので、若干短かったのが不満。衣装替えやMCなども含めての2時間だから実際の歌っている時間はそれより短い。

でも、演歌のもつ力みたいのを感じたので、よしとしよう。