小春日和の陽射しの中で

うつ病療養中のjunikeによるブログです。
気の向くままに時々書きますが毎日更新ではありません。。
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最近読んだ本12月〜1月

わたし、型屋の社長になります (小学館文庫)
上野 歩

わたし、型屋の社長になります (小学館文庫)

痛快な読後感。広告代理店のOLが病気で倒れた父に代わり、金型の中小企業の社長として跡を継ぐ。資金繰りや引き抜き、大口受注の取り消しなど前途多難な船出だが、様々な人との出会いと徐々に社員への信頼も得て新たな挑戦に挑む。現実はそうもうまくはいかないかもしれないが、主人公を応援したくなる。「下町ロケット」のような派手さはないが、逆に筆者の生い立ち環境もあってか等身大な町工場というのを感じた。全く個人的なことだが、補聴器利用者としてはラスト(の続き?)は伏線があったとはいえサプライズであった。
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削り屋 (小学館文庫) 町工場の娘
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大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書)
池上 彰 佐藤 優

4166610457

本書は世界史とはあるが、どちらかというと最近の時事的なネタについてそれぞれの歴史的背景を考えるというスタンス。だからイスラム国のこともトルコのことも書いてあるしドイツのこともロシアのことも書いてある。がゆえに出版があと2ヶ月くらいずれていたらパリのテロやトルコのロシア機撃墜等にも触れられたかもしれない。ともかく現代の世界の動きを理解するには歴史と宗教は必須である。体系だった歴史を学ぶのによい推薦図書一覧がある。
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学校では教えない「社会人のための現代史」 池上彰教授の東工大講義 国際篇 (文春文庫)
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命売ります (ちくま文庫)
三島 由紀夫

4480033726

三島由紀夫の本は読んだことがない。最近になって帯までつけて掘り起こした本らしいので読んでみた。自殺に失敗した男が自分の命を売りますという新聞広告を出して、その後の顛末が描かれている。帯にはどんでん返しもあるとあったが、何だかよくわからない。三島にしてはエンタメ系の珍しい作品なのかもしれないが、やはり純文学なのか、もやもやする。三島の思想的背景や時代的背景などを知っていると違った見方ができただろうか?命とか生きることについての三島なりの考えがあるのかもしれないが、自分は読み取れなかった。
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三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)
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エンダウメント投資戦略
山内 英貴

4492733264

米国のハーバード大やイェール大が機関投資家だったという話は別のどこかで知っていたがどのような運用をしているのかはわからなかった。本書ではそれを明らかにするとともに、その手法は個人でも応用できるという触れ込みだったので読んでみた。基本的な部分ではまっとうな投資戦略であるが、一番肝心で著者も推奨している「リキッド・オルタナティブ」というものに投資できるものが現時点での日本では皆無。米国では急速に拡大しているので追って日本でもそのうち出てくるだろうということだが、どうなんだろう。
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ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 (岩波新書)
広井 良典

4004315506

ポスト資本主義についての本はいくつか読んだつもりだが、もうこれで打ち止めにしてもいいかと思う。資源に限りはあるし、いつまでも拡大成長できるわけでもない。「世界の持続可能性や人々の幸福という価値を基準にとった場合、定常化あるいは「持続可能な福祉社会」への道こそが、私達が実現していくべき方向ではいか」という最後の一文に尽きる。経済だけでなく人類の歴史、文明、民俗、科学・生命論、宗教、公共政策も盛り込んでてんこ盛り。最後の参考文献の一覧は個別により深く知るにはいい壮観なもの。
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もし「水鏡推理」を映像化するとしたら

水鏡推理 (講談社文庫)
松岡 圭祐

4062932342
講談社 2015-10-15

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舞台となっている文科省の「研究における不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフォース」というのは実在するらしい。だが、こちらは小説。いくつかの研究の不正や偽造で助成金を騙し取ろうとする輩のインチキを暴いていく。ただ、そのトリック自体は主人公自身もがっかりするほどの稚拙さだったりもするが、現実はどうなんだろう?いるとしたら水鏡のような人間が、そしてこの組織がきちんと機能しなければ意味がない。10月出版なのに9月の出来事(鬼怒川決壊)などが織り込まれていたことに少し驚き。

で、これは何となく映像化も想定して書いているような気がしてならない。

というか、自分の中で読みながら勝手に映像化するなら誰が演じるかなという想像をどうしてもしてしまう。

主人公の水鏡端希(みかがみみずき)は25歳ほどで、文科省の一般職。
イメージ的に最初に浮かんだのは「あまちゃん」に出ていた橋本愛。
年齢的にはまだ追いつかないが、いつ映像化するのかにもよる(されない可能性の方が高いだろうけどw)。
で、もし主人公が橋本愛ならたしか同期で同じ部署になる澤田という男には福士蒼汰か?

他の候補には主人公に武井咲も想像できる。本の表紙のイラストには武井咲の方がイメージが近いかもしれない。

同じ部署の先輩でキャリアの南條にはどうしても要潤しか思い浮かべられなかったw
年齢的にはちょっと離れるような気がするが。。

で、同じキャリアの女性の牧瀬蒼唯はちょっと想像しづらい。比嘉愛未あたりが、今見ているドラマにたまたま出ていて年齢的にもちょうどよさげな感じかな??

あとはその部署の上司の檜木(ひのき)には身体的特徴にどのようなものがあったか忘れてしまったがどうしても斉木しげるが適役のように思えて仕方ないw

どの局のどの枠が相応しいかなというのまで考えてしまう。
いろいろな不正を暴くというのが続くわけだが、どれもがあまりたいしたことがないのでポップな感じでいくなら日テレの土曜9時枠でもいいような気がする。
働く女性という意味では同じ日テレの水曜10時というのもあるが、どうだろう??
社会性を強めに打ち出すならテレ朝のどこかか?

とまあ、こんな想像をするのも楽しいもんだw

最近読んだ本9月〜11月

教養としての宗教入門 - 基礎から学べる信仰と文化 (中公新書)
中村 圭志

4121022939

個別の宗教の入門本や類書を読んできた身からすると総復習のような感じ。なのでここでは内容の紹介ではなく、持論を書いてしまおう。つまるところ人間が考えることなどはだいたい似たようなものだ。何か困ったことや心の寄りどころが欲しいときに「何か」が欲しい。それを形や行為に現したものが宗教的なものではないか。また人間を律するのにも使われることもある。すべては人間の想像。「人間の想像力のアーカイブズ」というのが宗教なのだろう。
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ネット社会の「正義」とは何か 集合知と新しい民主主義 (選書)
西垣 通

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難しい。「集合知と新しい民主主義」とあるので集合知礼賛の本かと思いきや、その難しさを自覚しつつもその方向性は見据えつつ、アプローチは慎重である。哲学者の言葉や概念を用いて論じる場面が多いので、いわゆるITやらネット上においてどうこうという話はあまりない。具体的な事例もあったが、ある問題についての多様な意見をどう練り上げてまとめていくのかはそれをまとめる人の力量にかかっているようにも思える。そう考えれば「新しい民主主義」というのも、個人的には難しいように思う。
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集合知とは何か - ネット時代の「知」のゆくえ (中公新書)
生命と機械をつなぐ知 基礎情報学入門
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続 基礎情報学―「生命的組織」のために
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ラグビー「観戦力」が高まる
斉藤健仁

B016B5KAOI

本書は2013年11月に出版されたもの。途中まで読んで放置。気づけば2015年W杯が始まっていたので慌てて、読むのを再開。ラグビーのルールの基本からポジションごとの説明、戦術、いまの日本のラグビーの立ち位置などの解説がある。初心者向けということらしいが完全初心者には少し難しい。脚注も充実しているがしばらくすると忘れるので、索引があるとよかったかもしれない。まさか2年後どういう結果になっているかは想像しにくいかも。7人制ラグビーのことも書いてあるので来年のオリンピックには間に合う。
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ラグビーは頭脳が9割
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ラグビーW杯完全読本 2015 桜の決闘 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス)) (文春e-book)
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サイバー・インテリジェンス(祥伝社新書)
伊東寛

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サイバー空間はもはや第五の戦場である。元陸上自衛隊システム防護隊隊長が日本の危機を警告する。何かの情報がリークされた場合、その裏にはどんな意図が隠されているのかを考えるのがインテリジェンスだという。単なる漏洩なのか、それを公開するとどんな影響があるのか。昔から情報は戦争などでも重視されてきた。個人や企業レベルではなく国家レベルでのサイバー防衛体制は必須の時代。情報の扱い方によってはそれがメッセージにもなりうるし、物理的な武力ではない脅威にもなる。個人もものの見方の参考になる。
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漫画で学ぶ サイバー犯罪から身を守る30の知恵
経営としてのサイバーセキュリティ すべてがつなが る時代に向けて
「第5の戦場」 サイバー戦の脅威(祥伝社新書266)
サイバーセキュリティ2020 脅威の近未来予測 (NextPublishing)
図解入門ビジネス工場・プラントのサイバー攻撃への対策と課題がよ~くわかる本 (Shuwasystem Business Guide Book)
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富岡製糸場と絹産業遺産群 (ベスト新書)
今井 幹夫

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世界遺産になった富岡製糸場と絹産業遺産群についての本で、世界遺産に決まる半年前くらいに出た本。実際に行ってみて面白かったのでもう少し知りたいと思ってとりあえず読んだもの。新書なので、最小限にして必要十分。この建物や絹産業の歴史的背景やそこで働く人、その待遇や環境、変遷がざっくりとわかる。日本各地からここへ来て技術を学んで、国許に帰り指導者となるという模範となる大元の場所だということもこの本で知った。明治5年から115年も実働していたというのは驚き。もう一度行ってみたくなった。
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世界文化遺産富岡製糸場と明治のニッポン
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最近読んだ本8、9月

3ヶ月くらい放置してた。
11月になって8月、9月に読んだ本を書くって。。

知ろうとすること。 (新潮文庫)
早野 龍五 糸井 重里


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福島の原発事故後、糸井重里氏が錯綜する情報の中でなぜ物理学者の早野龍五氏のtweetを信用したのか、その後の早野氏の福島の現場での活動などの様子について対談したもの。放射線の基礎知識やその道の専門家でもない早野氏の活動などもそうであるが、本書を通して伝わってくるのは何か大変なことが起こったときの科学的態度というかリテラシーの大事さ、姿勢のあり方といったものだった。早野氏の専門である「原子核物理学」の本拠地ジュネーブのCERNに福島の高校生を引率していったくだりは個人的にも興味深かった。
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いちから聞きたい放射線のほんとう: いま知っておきたい22の話 (単行本)
できることをしよう。: ぼくらが震災後に考えたこと (新潮文庫)
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お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ (PHP文庫)
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阿弖流為 (K.Nakashima Selection)
中島 かずき
4846014576
市川染五郎が新しく始めた「歌舞伎NEXT」の第一弾。劇場で見ていても台詞がわからなかったので、会場で販売していたこの台詞本?を買った。後追いで読んでみてああそういう設定だったのかとか、そう言っていたのかと分かった。高橋克彦の小説「火怨」とはずいぶん設定が違う。都と蝦夷の関係や田村麻呂との信頼関係などはだいたい同じ。ただ、中村七之助が演じた役は高橋小説版にはないもの。これはこれとして解釈、鑑賞しないとだめかもしれない。

経済学は人びとを幸福にできるか
宇沢 弘文

4492314423

宇沢弘文氏逝去の報を受けて、経済学部卒でもなかったこともあるのか、そういえば氏の本は1冊も読んでいなかったと思いとりあえず選んでみたのがこの本。講演や寄稿などいろいろなものを寄せ集めたもの。経済学だけの難しいものというより、人間社会全体についてどうすればよくなるかを考えていた学者さんという印象。有名な「社会的共通資本」自体がそうであるように心温かき経済学者という感じ。交友の回顧録のようなものもあるので、最初の1冊としての入門にいいのかもしれない。より深めたいなら他の本で。
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社会的共通資本 (岩波新書)
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経済と人間の旅
自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 B-47)
貧乏物語 (岩波文庫 青132-1)
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生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)
セネカ 大西 英文

4003360710

岩波文庫のいわゆる古典哲学書を初めて読んだ身からすればやはり難しい。セネカがどういう人かも知らず「タイトル買い」した本。古代ローマのネロ等に師事した人で職業的な哲学者ではなかった。少しずつおそらく1年以上かけて読んだのでほとんどよくわかっていない。巻末の解説を短期集中的に読んでみたらその思想的、時代的背景などがわかるので、これから読むなら先に解説を読んでから本編を読んだ方がわかりやすいかもしれない。とりあえず表題作くらいは再読はしたい。
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怒りについて 他二篇 (岩波文庫)
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知性について 他四篇 (岩波文庫)
読書について 他二篇 (岩波文庫)
老年について (岩波文庫)
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やりなおす戦後史―――本当はよくわかっていない人の2時間で読む教養入門
蔭山 克秀

4478065659

戦後70年の歴史を300ページでざっと見る。戦後史といっても日本の政治と経済を中心とした歴史。自分の場合はやり直すというよりほとんど知らないので、1つ1つが短くて表面的ではあるがざっと概要を知るにはちょうどいいのかもしれない。
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世界のしくみが見える世界史講義 (Knock‐the‐Knowing)
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最近読んだ本6、7月

希望の資本論 ― 私たちは資本主義の限界にどう向き合うか
池上 彰 佐藤 優

池上彰氏と佐藤優氏の対談本としての2冊目。本書ではマルクスの「資本論」について取り上げている。資本主義の限界だとかその論理とか、これを読むことの効用などを挙げているが、つまるところは読みなさいということらしい。元の「資本論」自体が難しいので、まずは池上さんの高校生を対象にした本から読んでみないとわからないと思う。
池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」
池上 彰
4834251594

4023313947

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国家の攻防/興亡 領土、紛争、戦争のインテリジェンス (角川新書)
マルクスと日本人――社会運動から見た戦後日本論
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沈みゆく大国アメリカ 〈逃げ切れ! 日本の医療〉 (集英社新書)
堤 未果

「沈みゆく大国アメリカ」の続編。本書でもオバマケアを始めとするアメリカの医療の仕組みについて触れてはいるが、どうしてそうなってしまったのかについてはやはり前著を読んでおいた方がいい。それを受けてアメリカの強欲資本主義が日本の皆保険制度を崩し狙っていると警鐘を鳴らす。知らぬ間にいろんな法案が通っていたり制度が変わっていたりするのは市民の無知や無関心から来るという。アメリカでも日本でも市民が立ち上がって協同組合的取り組みを行っているところに一筋の光が見える。
4087207854

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“町内会”は義務ですか? ~コミュニティーと自由の実践~ (小学館新書)
紙屋 高雪

4098252074
ひょんなことから町内会長になってしまった筆者による町内自治についてのルポルタージュ。どんなことをしているのか、どういう仕組みになっているのかなど筆者の経験談とともに一般的な町内自治の歴史や他の町内会の例、最高裁の判決による位置づけ等のコラムもある。その運営に疑問を持ち、上の組織に楯突いて吊るし上げられたあげく、ゆるゆるな組織に作り変えてしまった。運営に困っているような町内会の人などが参考になるかもしれない。あるいはPTAやその他の何らかの自治について考える際にヒントにも。
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なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?--数千年に一度の経済と歴史の話
松村 嘉浩
4478061386

なぜ最近漠然とした不安を感じるのかについて、大学の教授と一人のゼミ生との対話という形で、経済や歴史を軸に漫画やドラマなどからも引用しながらその理由を紐解いていく。今は人類が経験したことのない「新しい時代」なのに旧態依然としたやり方で成長を前提とした考え方のままでいるからであると。そこからの帰結が定常型経済・社会というのは類書を先に読んでいた身にすればああそうなのかであるが、読んでいないのであれば本書は読みやすいのでいいかもしれない。ただ日本人云々の部分はそれを地球規模に広められるかというと疑問はある。

路地の教室―― 部落差別を考える (ちくまプリマー新書)
上原 善広

4480689117
路地とはいわゆる被差別部落とか同和地区と呼ばれるところとのこと。作家の中上健二氏が文学的表現としてそう名づけたらしい。この問題については小説「橋のない川」を読み込んだことがある程度で、現代においてはどうなのかとか、同和利権とか同和教育というのは何なのかも知らなかったので、それらを知るのにちょうどいい入門書と言える。歴史は支配者中心のものになりがちであるが、平民や下々の者たちの暮らしと歴史を知ることも日本人が知っておくべき教養の一つだという。文化とのかかわりについては全く知らなかったので興味深かった。
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差別と教育と私
日本の路地を旅する (文春文庫)
韓国の路地を旅する
異形の日本人 (新潮新書)
被差別の食卓 (新潮新書)
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最近読んだ本2014年4月、5月

もう6月が終わろうとしているのに、書き忘れていたので書く。

空き家問題 (祥伝社新書)
牧野知弘

4396113714

この問題は他人事ではないと思って読んでみた。するとこれは地方だけでなく都心も含め日本全体の問題でもあった。本書は2014年7月に出版。その後の動きとしては2015年5月より通称「空き家法」が施行されるが、それは強制力を増し、負担を重くするもので、これで解決するとは思えない。もっと根本的な日本の「グランドデザイン」をやり直すくらいのことをしないとだめかもしれない。

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いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニング KC)
竜田 一人

4063883183

福島第一原発の作業員となった筆者が漫画でその現実を描いたもの。絵になっているので分かりやすい。位置関係とか様子とか。また多重下請け構造という現実も。そしてそこで「働く」という現実。放射線量を気にしながら、防護服で夏の暑さや鼻の痒さとの戦いやらという現実。こうなっちゃった現場をどうにかするのはこれは一筋縄ではいかないのが絵からも伝わってくる。

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宇宙を創る実験 (集英社新書)
村山 斉

4087207684

ヒッグス粒子を実験で発見したのは欧州にあるCERNのLHCという1周27kmの円形加速器。本書で扱うILCはほぼ直線型で粒子をぶつける、LHCよりも精度の高いデータが得られると期待されているもの。それによりヒッグス粒子をより詳しく調べたり、さらに新しいものが見つかるかもしれない。その実験施設の有力建設地候補が日本の北上山地。素粒子物理学だけでなくその過程から生まれる技術も実用化されたりするので、もし日本に誘致されるならそのインパクトは大きい。

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大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか
タイラー・コーエン 若田部 昌澄

4757123264

機械の知能、つまりコンピュータの発展により中間層のやっているような仕事は取って代わられ、それと協業してうまくやれる人とより単純な仕事しかできない人とで格差ができるのではないかという意味での格差論。AIが発展したら雇用や所得にどのような影響が起こるか、そのとき社会制度は?政府の役割は?暮らし方は?というようなことが書かれている。が、チェスの引用が多すぎる……。

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日本に絶望している人のための政治入門 (文春新書)
三浦 瑠麗

4166610104

冒頭に書いてあるが、この本は特定の政治的主張を声高にあげるいわゆる「政治本」ではない。本屋では素通りされる学問としての「政治学」という視点から時事的な政治の論点を取り上げている。そういうこともあるのか、その手のものに慣れていないからなのか若干難しい。タイトルの通り「絶望という感情に立脚している」ので、その中で理想を語っているところはやはり「それは無理でしょ」と思ってしまうから、結局絶望してしまう。

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最近読んだ本2015年1月から2015年3月まで

前回2回に分けてとか書いておいて1ヶ月も間が空いてしまった。
雑誌が間に入ったのだがそれを除くものとする。

道は開ける 新装版
デール カーネギー Dale Carnegie 香山 晶

4422100521

よく見かけるこの本はハードカバーだったと思う。自分が手にしたのは古本屋で100円で買ったソフトカバーのもの。内容は同じだと思うが。世界的な古典的名著なだけあって悩みと言われるもののあらゆるものがほとんどカバーされていると思う。ただ個人的に期待していた「二週間で鬱病を治すには」は期待外れ。冒頭に線を引きながら読むといいとあるが、エピソードが多のでそうした方がいい。自分は線を引いていなかったのでく読み返そうとしてもポイントがわからない。

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新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)
池上 彰 佐藤 優

4166610007
佐藤優氏の本は読んだことがない。本書は池上彰氏との対談。まえがきで池上氏が佐藤氏のことを「化け物のような存在」と書いているが、読んでみるとまさにその通り。主には2014年の国際情勢の仔細を例にしながら対談しているが、佐藤氏の慧眼がすごい。「嫌な時代を嫌な時代だと認識できる耐性を身につける必要がある」とのこと。歴史、宗教、民族を知ることも重要。佐藤氏の単著も機会があれば読んでみたいと思った。

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沈みゆく大国アメリカ (集英社新書)
堤 未果

4087207633
本書の中身は米国の医療制度、オバマケアについて。米国の医療制度の不条理を題材とした映画を昔見た記憶があったので、米国でも皆保険制度ができるのならいいことではないかと単純に思っていたが、本書を読むと、日本のそれとはまったく違う実態が明らかにされている。医療も食品も教育も自治体も刑務所すらも1%の富裕層とウォール街の餌食となってきた。そして日本にも今後影響してくるだろうという。本書の最後は続編を示唆して「〜逃げ切れ!日本編〜」とある。

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僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦
出雲 充

4478021821
本書はミドリムシ「ユーグレナ」の大量培養に世界で初めて成功し、事業化した出雲氏による上場までの道のりを著した本。それこそ自身の生い立ちから、なぜミドリムシなのかに始まって幾多の危機と出会いがあってようやく上場までこぎつけるところまでが書かれている。生物学的なミドリムシの詳しいことが書いてある訳ではなく、むしろ起業本に類する。「世界を救う」とあるようにミドリムシは世界を救う素晴らしい可能性がありながらなかなかうまくいかないながらも徐々に軌道に乗っていくあたりはやはり志あってのこと。夢は広がる。

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タックス・ヘイブン――逃げていく税金 (岩波新書)
志賀 櫻

4004314178
ピケティが世界的な資産課税を提唱してもタックスヘイブンが存在する限りその意味はない。「タックスヘイブン退治」をしようと話し合おうにも、超富裕層や多国籍企業、テロ組織だけでなく先進国の諜報機関も関係しているらしく一筋縄ではいかないらしい。そうして逃げられた税金は本来は課税されるもので、そのツケは真面目に納税している中間層以下の人たちに。このような例えは本の中にはないが、武力による戦争やサイバー空間での戦争だけでなく、これは「マネーによる戦争」とでも言えるかもしれない。それで世界を窮地に追い込むこともある。

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最近読んだ本2014年10月から2015年1月まで

最近読んだ本のまとめを半年ほどやっていなかったので2回に分けて紹介します。

防衛大学校で、戦争と安全保障をどう学んだか(祥伝社新書)
杉井敦 星野了俊
4396113684

防衛大学校は自衛官の幹部候補生を養成するところだが、イメージ的にはテレビメディアなどで見る厳しい訓練を想像すると思う。文武で言えばそれが武とすれば、本書は「文」の方についてどのようなことが学ばれているのかがざっくりと書かれている。座学は画にならないのでなかなか知られないが本書を読めば安全保障等の基礎もわかる。学術的、アカデミックなこともやっている。本文中や巻末にある参考資料の方がより専門的だが、入口としてはいいと思う。平和とは?戦争とは?から日米同盟って?尖閣は?のようなものまで。

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米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略 (講談社現代新書)
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日本の防衛―防衛白書〈平成26年版〉
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買い物難民を救え―移動スーパーとくし丸の挑戦
村上 稔
4846114112

買い物難民という社会問題に対し、落選した市議会議員がソーシャルビジネスとして軽トラの移動スーパーという形で事業を興し奮闘している様子を書いているのだが、社会的に非常に意義のあるビジネスだ。孤軍ではなくチームとして組織されているのがうまい。全国的に問題になってくる中で一つのモデルケースかもしれない。注文宅配とは違う意義もある。ただ、「誰にでもできるけど、実際は誰にでもできることではない」くらいの覚悟と本気度が必要。この問題に限らずに何かソーシャルなビジネスを考えている人には参考になると思う。

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移動販売車がゆく ~買い物弱者を支える「にこやか号」奮闘記~
「買い物難民」をなくせ! 消える商店街、孤立する高齢者 (中公新書ラクレ)
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すごいインド: なぜグローバル人材が輩出するのか (新潮新書 585)
サンジーヴ・スィンハ
4106105853

インドについては断片的、あるいはイメージでしか捉えていないのである程度まとまった形で知りたいところにちょうどいい本。著者は41歳のインド人で在日歴18年。前半は著者の半生をたどりながらインドの変化の過程、社会環境、家庭・地域、教育、インド人の気質などの実情がわかる。「古いインド」から「新しいインド」へ移ろうとして混在している現在、優秀な人材は欧米に流れてしまうのは残念だが、著者はインドと日本の架け橋になろうとしている。貧困や格差の問題もあるが、やはりインドはすごい。

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インド人とのつきあい方―インドの常識とビジネスの奥義
インド財閥のすべて (平凡社新書)
インドの衝撃 (文春文庫)
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これでもがん治療を続けますか (文春新書)
近藤 誠
4166609661

本書を買った後になって著者は似たような本を多数出しており、中にはベストセラーのものもあったらしいことを知った。また批判も多いことも。がん治療のすべてを否定しているわけではなくて、部位や進行度合いによって有効な治療法はあるのだけど、ほとんどがこの著者に言わせれば違うらしい。がんに限らず医療情報は溢れているので、結局のところどうするかは自己責任ということか?医者に任せるのも自分で調べてどうにかするにしても。とりあえず自分は、せめて死ぬときには苦しみたくはない。。

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近藤先生、「がんは放置」で本当にいいんですか? (光文社新書)
がん放置療法のすすめ―患者150人の証言 (文春新書)
がんより怖いがん治療
がん治療で殺されない七つの秘訣 (文春新書)
何度でも言う がんとは決して闘うな (文春文庫)
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3つの循環と文明論の科学―人類の未来を大切に思うあなたのためのリベラルアーツ
岸田 一隆
4885554357

10万年前から3つの革命で発展してきた人類。しかし指数関数的な成長はそろそろ方向性を変えないと文明が破滅するというハードランディングが待っている。成長を前提としない持続可能な社会、定常型社会を目指さなければならない、とする。持続可能性についての書籍はすでに数あるそうだが、俯瞰的な入口としては、本書はドラマ「ガリレオ」のセリフの引用などもあり、わかりやすい。

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定常型社会―新しい「豊かさ」の構想 (岩波新書)
資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)
「定常経済」は可能だ! (岩波ブックレット)
なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?--数千年に一度の経済と歴史の話
世界文明史の試み - 神話と舞踊
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日本人の知らない「クレムリン・メソッド」-世界を動かす11の原理
北野 幸伯
4797672811

著者は卒業生がロシアの外交官かFSB(元KGB)になるというモスクワの大学を日本人で初めて卒業した北野幸伯氏。ロシア在住なのであらゆる情報源からの国際情勢分析は定評でかつわかりやすい。本書では世界の大局を読む術を本にまとめたもの。著者のメルマガ読者であればいくつかは知っているものもあるがまとまっているのがいい。なぜ国はこう動くのか、などの仕組みがわかる。中国が「日本には尖閣だけでなく、沖縄の領有権もない」と宣言していることすら知らない人などにお勧め。何よりいつもながら読みやすい。

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日本自立のためのプーチン最強講義 もし、あの絶対リーダーが日本の首相になったら
プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?
世界を操る支配者の正体
隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?
自滅する中国
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クレムリンメソッド 世界の大局の見方

著者は卒業生がロシアの外交官かFSB(元KGB)になるというモスクワの大学を日本人で初めて卒業した北野幸伯氏。
ロシア在住なのであらゆる情報源からの国際情勢分析は定評でかつわかりやすい。本書では世界の大局を読む術を本にまとめたもの。
著者のメルマガ読者であればいくつかは知っているものもあるがまとまっているのがいい。なぜ国はこう動くのか、などの仕組みがわかる。
中国が「日本には尖閣だけでなく、沖縄の領有権もない」と宣言していることすら知らない人などにお勧め。何よりいつもながら読みやすい。

著者のメルマガ
ロシア政治経済ジャーナル

11の原理を書き出そう(帯にも書いてあるので)。
1.世界の大局を知るには、「主役」「ライバル」「準主役」の動きを見よ
2.世界の歴史は「覇権争奪」の繰り返しである
3.国家にはライフサイクルがある
4.国益とは「金儲け」と「安全の確保」である
5.「エネルギー」は「平和」より重要である
6.「基軸通貨」を握るものが世界を制す
7.「国益」のために、国家はあらゆる「ウソ」をつく
8.世界のすべての情報は「操作」されている
9.世界の「出来事」は、国の戦略によって「仕組まれる」
10.戦争とは、「情報戦」「経済戦」「実戦」の三つである
11.「イデオロギー」は、国家が大衆を支配する「道具」にすぎない


日本人の知らない「クレムリン・メソッド」-世界を動かす11の原理
北野 幸伯

4797672811

関連商品:著者の過去のこれらの本もお勧め
日本自立のためのプーチン最強講義 もし、あの絶対リーダーが日本の首相になったら
プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?
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最近読んだ本

昔はささいなことでもネタにしていたような気がするが、今はツイッターですらつぶやくネタも何もないので、最近読んだ本を羅列してみる。

警視庁科学捜査最前線 (新潮新書)
今井 良
4106105756

本書を読もうと思った動機は「殺人犯はそこにいる」という本でいわゆる足利事件でDNA鑑定が科学的根拠として使われたもののその杜撰さに呆れ、現代ではどうなのかを知ろうとしたことから。本書でも足利事件については触れているが「技術の進歩」により精度があがったという程度。その時点で最先端と言われる技術でも未成熟なものもある。確かに本書は最新の技術やツールがたくさん紹介されていて、捜査にも活用されている実態はわかる。救いなのは最後は地道な捜査があくまで基本であるとしていたところ。

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殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件
清水 潔
4104405027

読んでいる途中から憤りを感じながら読んだ。警察、検察、司法、メディア、そして真犯人に。本書は足利事件を含む北関東連続幼女誘拐殺人事件を追ったノンフィクション。警察発表のものをそのまま伝えるのは報道とは言えないと、この記者の取材姿勢を見て思った。数々の冤罪はあるが、こうして作られるのかとも思った。もし不当に逮捕され、脅迫めいた取調べを受けたらこう言おう。「刑事訴訟法319条を読み上げてください」と。

「うつ」は病気か甘えか。 今どきの「うつ」を読み解くミステリ
村松 太郎
4344025652

自分はうつ病と診断されている。たまにその病名に甘えているのかなと思わないでもない。そこへこんなタイトルの本が出たので買わずにはいられない。いわゆる「新型うつ」っぽい事例を出されればそれは自分は明らかに違うと思う。世の中の「うつ病」に対する考え方がこんな具合に拡大解釈されるようになってきた、ということが書かれていると思っていいのか。今、本当に苦しんでいる人は本を読む気力もないだろうけど、そういう人は読まないほうがいいかも。(と書いている自分は何なんだ。。)

会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから
大西 康之
4822250172

三洋電機が消えていった過程とその後の元社員たちの転職事例などがまとまっている。三洋の経営危機が表面化したのは2004年の新潟中越地震による半導体工場の被災と言われている。ちょうどその頃自分は一介の派遣社員として三洋内部にいた。内部にいて聞く情報と外部で流されている情報の落差に戸惑っていた。その前後に何が起きていたのかが、本書によってまとまった形でわかった。自分が所属していた職場の人たちはいまはいずこ。。こういったことは今後も他社でありうるというのもわかるように思う。

メールはなぜ届くのか (ブルーバックス)
草野 真一
4062578255

情報処理系の資格の勉強をした人にしてみれば知っているような基本的なことだが、自分は携帯電話のメール(いわゆるキャリアの方)の仕組みを知らなくて、本書でわかった。「IT知識は万人が持つべき基礎素養」を持論とする著者はIT系の専門家ではない。国内で初めて子供向けプログラミング教室「TENTO」を設立した一人。そういう経緯もあってか、わかりやすさは万人向け。「枯れた」技術であるメールを中心としたインターネットの仕組みについてわかる入門本。

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)
水野 和夫
4087207323

資本主義はもはや限界ではないか。利潤をあげるはずの「周辺」が、地理的になくなり、サーバー空間でもなくなったら、もはやどこへも広がる領域がない。今新興国と呼ばれる国のほとんどが日本のような生活を送ろうとしたらエネルギーも資源も足りない。さらなる「周辺」すらもうない状態では、資本主義は機能しない。「脱成長の定常状態」を維持することすら難しいらしい。代わりになるシステムは偉大なる思想家でも出てこなければわからないだろう、と。本書には書いてないけど、人口も爆発するしね。。
お知らせ
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(2007/11/14以前のもの)

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プロフィール
二度目の成人式が終わった男性、北関東在住、未婚。05年5月にうつ病発症。現在も療養中。08年3月より3度目の復職に挑戦中。補聴器使用者。

Blogカスタマイズネタはこちらにまとめました。

自己紹介 兼 足跡帳

小春日和の意味:「晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな晴天」(こちら[外部リンク]が詳しいです)


試乗レポリンク集


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近況報告
14/10/2up

08年3月よりうつ休養から3社目の復職に挑戦中。
自宅から歩いて5分ほどの職場が14年10月より移転し20分かけての車通勤となる。内容は事務の単純労働。
12年10月より午前10半出社となり、様子を見ている。

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