2009年12月26日 19:37

「給与明細は謎だらけ」を読む

給与明細は謎だらけ (光文社新書)

給与明細は謎だらけ (光文社新書)
光文社 2009-04-17
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この本を読み終えた今日、偶然だが、会社から源泉徴収票をもらった。

さっそく本の中身と照合。たしかに合っていた。

サラリーマンは源泉徴収と年末調整をするので税金についてあまりよく知らない、と言われている。

せいぜい医療費控除をするか、住宅ローン控除のときくらいしか確定申告をしないだろう。

いろいろな控除がされているのだが、給与明細そのものの各項目をよく見ている人はどのくらいいるだろうか。ましてや源泉徴収票を見てもそれぞれの欄がなぜその数字になっているのかがわからない人がほとんどではなかろうか。

自分もそうであった。いまちょうどファイナンシャルプランナーの勉強をしているので控除等については多少知っているところもあったが、この本に書かれていることは給与明細から見る税金についての話である。

だから、内容も細かい。細かいというかちゃんと書こうとするとどうしてもこうならざるを得ないだろう。だから、とっつきにくいというか読むのも若干骨が折れるかもしれない。

でも、自動的に引かれてしまう税金について無知でいるのはそろそろ卒業したい。

くしくも、先の税制改正で近々扶養控除がなくなったり、特定扶養控除も一部変更されたり、いろいろ変更がある。そのとき、自分の場合どうなるのか、こういう知識を持っていないと、なーんもわからん状態のままである。

そういうサラリーマンを素直に毛をむしりとられる羊になぞらえているが、それが不快だというレビューもあった。そのような例えをすることは冒頭で断っているが、それでもあまりに頻繁に出てくるのもどうかと思うが、それは世のサラリーマンがあまりに税に関して無頓着すぎるからという思いからなのだろう。

いわゆる「103万円の壁」についても誤解している部分があるのではないだろうか。会社の手当ての制度設計もそれに基づいているところがあるとすると、それも問題である。いまや夫婦両方とも仕事を持つ家庭は多かろう。

税金のしくみは難しそうではあるが、反面結構ロジカルでもある。

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