一票の不平等

2009年08月29日 15:17

いよいよ明日は選挙です。

が、もう1つ大事なものがあります。

最高裁の国民審査です。

しかしこれがわかりにくいというかあまり関心が集まっていないというか、よくわからないから何も書かないという方が多いのではないでしょうか?

そういう自分もそうでした。

なぜなら情報が少なく、判断する材料がないからです。
新聞に入ってきた公報を見ても、いまいちピンと来ない。

たとえば一票の不平等についてはかつて「一票の不平等を実感するには」に書きました。

一人一票実現会議
詳しくはこちらのサイトを。

「 一票の格差 」について合憲であるという裁判官には×をつけよう、と誰が該当するのかまで書いてあります。

一票の格差、不平等が許せないと思ったらその人の欄に「×」を書けばいいのです。

このように本当は「過去にこの裁判官はどのような判断を下したのか、このような判断を下す裁判官は許せないから今度の選挙の審査で×を入れてやろう」と思って、その人を信任しない(罷免する)というのがこの「審査の投票」だ。

じゃ、一票の格差以外の問題は?

投票日前日になってこんなサイトを見つけました。

忘れられた一票 2009 ★ 最高裁判所 裁判官 国民審査 判断資料


たとえば

「今年5月から始まった、重大刑事裁判に一般国民が関わる「裁判員制度」に、反対の方」

これに関わった裁判官がいます。
裁判員制度に疑問を持つ方、反対の方はその人の名前の欄に×をつければいいわけです。

他には

「国連の方針を無視し、一連の「イラク戦争」を引き起こしたアメリカ合衆国、その行動を支持した日本政府の考えが、許せない方」

これについてのいきさつに納得しない方、誰かは上記リンク先にあります。その人に×をつければいいのです。

とりあえず上記サイトからは3つの例をあげましたが、他にもいくつかあります。

前日でバタバタしますが、こちらの方も熟慮すべきことと思います。

なお、上記サイトはあくまで判断材料の提供であって、それをよく読んでどうするかは当然ご自分の判断になります。

※注
つける印はあくまで×」のみです。○とか△とか余計な記号や文字は無効になります。


サイコーですか?最高裁!

4334975313

↑上記サイトを作成された方の著書
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2009年08月05日 21:35

一人一票実現会議

よく選挙の一票の不平等とか一票の格差とかいうが、何となくわかったようでいてわかっていなかったりする。

上記サイトの説明によるとこういうことらしいい。

人口10万人につき議員1人という地域の住民が投じた一票に対して、
人口20万人につき議員1人という地域の住民が投じた票はその半分の価値しかない、
といったような不平等です。
これを「一票の不平等」と呼びます。

そして自分の選挙区での価値を調べてみたらこうなった。

衆議院選挙 0.72票
参議院選挙 0.30票

高知3区の選挙権を一票とした場合のあなたの選挙権の価値の重み(2008.12.25総務省資料に基づく)

なんで高知3区が基準なのかというと、「2008年7月現在、人口最小区は高知3区、最多区は千葉4区で、格差は依然として2.277倍」もあるから最小区であるそこを基準にしているらしい。
ちょっと考えてみてもわかりそうな気がする。上の説明がわかりやすい。

一票の格差を考える会

完全に平等にするのは無理だとしても、あまりに差がありすぎるのも問題である。

これはずいぶん前から言われていたことではなかったっけ?

それをそのまま放置しているんだか、どうしてるんだか、そういうわけで上記のような会議という名のサイトもできたのだろう。

選挙のときに一緒に「最高裁裁判官国民審査の投票」というのもやっていると思うが、あまり気にせずに誰も×をつけるようなことも何もせずに来てしまっていた。

本当は「過去にあの判決を下した裁判官は誰で、このような判断を下す裁判官は許せないから今度の選挙の審査で×を入れてやろう」と思って、その人を信任しないというのが本来のこの「審査の投票」なのだろう。

今度の選挙ではこの、「 一票の格差 」について合憲であるという裁判官には×をつけよう、とまで書いてある。

それが誰かは上記サイトにも書いてあります。

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08年3月よりうつ病。
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