国民審査

2009年08月31日 19:35

最高裁裁判官、全員罷免されず

民主党の大勝利で終わった今回の選挙。

しかしながらその影でひっそりと今回も意味のない投票結果が待っていた。

最高裁裁判官の国民審査の結果。
結局いつもの通り誰も罷免されることはなかった。

罷免すべき裁判官の名前の上に×をつけるのだが、罷免されるには×印が半数を超えないといけないらしい。

半数というのはどういう根拠なのか?
そんなのほとんど無理じゃん!

×印が最も多かったのは涌井紀夫氏(裁判官出身)で、有効投票の7.73%にあたる517万6090票だった。 もっとも多くて約8%。

今回は新聞でも1面を使って2,3回くらいこの制度のことを訴えた意見広告が出ていたが、ほとんどの人にとってこちらはまったく関心がなかったのだろうか?

こんなんじゃ国民審査なんて意味ない。

もうちょっと意味あるものにすべきじゃないか?

この審査の意義をほとんどの人がわかっていないということか。
小選挙区比例並立制の是非は時々問われることはあっても、こちらについてはどのマスコミも大きく扱うようなことはなかった。

まぁ、政権交代するかしないかという歴史的なことが起こるか、といった方にどうしたって注目は行くわな。。

制度的に見ても形骸化してる。

お祭り騒ぎの後に残ったのはこの最高裁国民審査の形骸化だった。。(今に始まったことではないだろうけど)


選挙の結果については、特に何もいうことはない。
このブログのミニバブルも選挙とともに終わったし。。

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2009年08月29日 15:17

いよいよ明日は選挙です。

が、もう1つ大事なものがあります。

最高裁の国民審査です。

しかしこれがわかりにくいというかあまり関心が集まっていないというか、よくわからないから何も書かないという方が多いのではないでしょうか?

そういう自分もそうでした。

なぜなら情報が少なく、判断する材料がないからです。
新聞に入ってきた公報を見ても、いまいちピンと来ない。

たとえば一票の不平等についてはかつて「一票の不平等を実感するには」に書きました。

一人一票実現会議
詳しくはこちらのサイトを。

「 一票の格差 」について合憲であるという裁判官には×をつけよう、と誰が該当するのかまで書いてあります。

一票の格差、不平等が許せないと思ったらその人の欄に「×」を書けばいいのです。

このように本当は「過去にこの裁判官はどのような判断を下したのか、このような判断を下す裁判官は許せないから今度の選挙の審査で×を入れてやろう」と思って、その人を信任しない(罷免する)というのがこの「審査の投票」だ。

じゃ、一票の格差以外の問題は?

投票日前日になってこんなサイトを見つけました。

忘れられた一票 2009 ★ 最高裁判所 裁判官 国民審査 判断資料


たとえば

「今年5月から始まった、重大刑事裁判に一般国民が関わる「裁判員制度」に、反対の方」

これに関わった裁判官がいます。
裁判員制度に疑問を持つ方、反対の方はその人の名前の欄に×をつければいいわけです。

他には

「国連の方針を無視し、一連の「イラク戦争」を引き起こしたアメリカ合衆国、その行動を支持した日本政府の考えが、許せない方」

これについてのいきさつに納得しない方、誰かは上記リンク先にあります。その人に×をつければいいのです。

とりあえず上記サイトからは3つの例をあげましたが、他にもいくつかあります。

前日でバタバタしますが、こちらの方も熟慮すべきことと思います。

なお、上記サイトはあくまで判断材料の提供であって、それをよく読んでどうするかは当然ご自分の判断になります。

※注
つける印はあくまで×」のみです。○とか△とか余計な記号や文字は無効になります。


サイコーですか?最高裁!

4334975313

↑上記サイトを作成された方の著書
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2009年08月18日 10:10

※2012年のものはこちら

投票マッチング -日本政治.com-

追記:最後の「れこめん」以外の上記3サイトのリンクを2010年の参議院選挙用のサイトにもリンクするように修正しました。


衆議院選挙の公示日を迎えた。

各党からマニフェストも出揃ったと思うので、政党選びに役立つサイトをまとめてみた。

前回2007年の参議院選挙のときからこのようなサイトがでてきたが、今回は4つのサイトを紹介。

もっともシンプルで「中立」とか「わからない」などの選択肢がないので中途半端ではない結果がでるかもしれないのが

毎日ボートマッチ:えらぼーと

こちらは全選択肢についてより自分が重点を置きたい項目に比重を重くすることもできる。
結果表示画面も自分の答えとの比較もできていいかも。


次の読売新聞のサイトは「中立」や「わからない」が選択肢に含まれている。

日本版ボートマッチ

こちらも自分が重点を置きたい項目に比重をかけることができる。
結果画面も質問ごとに検証することができる。
ただ、「中立」や「わからない」が多すぎると一致する項目が少なくなってしまうのであまり多用するのは避けたほうがいいかもしれない。


次はYahoo!のサイト

マニフェストマッチ

こちらは各政党が出しているマニフェストを項目ごとにそのまま表示しているので、よく読んでみるとこれはどの党のものかがわかってしまう。

それに全部読むのはかなり大変。
シンプルさという点では劣る。
しかし、マニフェストを直接比べられるという点では逆にいいのかもしれない。


最後にちょっと変り種。

マニフェスト推薦システム れこめん?

こちらは自分が気になるキーワードを入力するとそれに関わるマニフェストが検索されて、それぞれについて5段階評価をしていく。
これを2単語以上行ってから「結果を見る」をクリックするとそれらのマニフェストについてもっとも自分の考えと近い政党を指摘してくれる。

こういうタイプは初めて見た。

※追記:09/8/29
同時に行われる最高裁の国民審査についても判断材料を元に考えよう。


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中年男性、北関東在住、未婚。05年5月にうつ病発症。現在も療養中。17年11月より午後だけの勤務。補聴器使用者。

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小春日和の意味:「晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな晴天」(こちら[外部リンク]が詳しいです)


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いくつかの職を経て、17年11月より午後だけの4時間勤務。事務。

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