覚せい剤

2009年08月09日 13:14

酒井法子容疑者が逮捕され、これからいろいろ明らかにされてくるのだろうが、もうこの大騒ぎは追い掛け回すのではなく、どうすれば最近のこうした薬物問題が立て続けに身近になったのか、どうすればこうしたことを防げるのかなど建設的な議論の方を、これを契機にしていった方がよほどいいだろう。

もう酒井個人のことは、個別に考える。

よく「ダメ!ゼッタイ」というフレーズを聞くがこれは財団法人の「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」というところが提唱してきたものらしい。

しかし、現実はどんどんこうした薬物が身近なものになりつつある。

酒井容疑者の入手ルートは?(読売新聞:09/8/9)
違法薬物は若者が出入りする都心のクラブや周辺の路上で堂々と密売され、それが友人や知人の間で広まるなど、暴力団を中心とした闇ルートだけでなく、入手ルートが多様化している。
〜中略〜
薬物依存者の社会復帰支援を行う「日本ダルク」(本部・東京)は「覚せい剤や大麻などは、以前は特殊な人間関係がなければ入手は難しかったが、最近は誰でも入手できる。依存者の多くもごく普通の人たちで、薬物が身近にあふれているため、心理的な抵抗感が薄れているのではないか」と指摘している。
「抵抗感が薄れる」で思い出したが、錠剤のものなどは親しみやすいマークなどが刻印されていてぱっと見、何かのラムネのようなお菓子とみがまうようなものがあると聞いたことがある。

上記のように一般の人の間でも広がってくると、身近にあっても違和感を感じなくなったり、特別なものという意識が薄くなったりするのだろう。

それにはやはりまずは教育・啓蒙活動だろう。
いかにそれらがいけないものなのかを若い世代に知ってもらう機会をより多くつくる。
あるいは高校の特別授業でもいいから必修講義とするなどくらいしてもいいのではないか。

麻薬・覚せい剤乱用防止センター」のサイトでも一応それを意識しているのかトップページからはクイズ形式などの形で若い人にもわかりやすく、親しみをもたせたつくりにしているのかもしれない。
しかし一方でこの程度では、事の重大さが伝わらない気がする。

かといって別のページにあるような専門用語などの字だけが並んでいるようなだけでもわかりにくい。

方法論はともかくひとつはそうした教育・啓蒙活動だ。

もう1つは刑罰の厳罰化。

今回の酒井の件では、初犯で微量なら執行猶予付きで釈放だろうなどと言われているが、こうした犯罪には初犯であろうが即実刑くらいにしてもいいのではないか? 現に釈放されても再犯を繰り返す人を何度目にしてきたことか。

あとは所持者、使用者だけでなく、売り手、密売人といわれるような人がつかまったらそれこそもっと重い刑を与えてもいいかもしれない。

マスコミは事実を報道したり、それについて何かコメントしたりするだけで、いつもその場限りで終わってしまう。

そしてまた別の誰かが同じようなことをすると同じようなことをしている。

マスコミにまだ影響力があるのなら、いつまでも同じ事をしていないで教育・啓蒙の一環もまた担ってもいいのではないか? それこそ公共の電波なのだから。。

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2009年08月07日 19:48

酒井法子容疑者の夫「妻も使っていた」と供述(産経新聞:09/8/7)

あ〜ぁ、とうとう「容疑者」になっちゃったよ。

昨晩、子供だけ保護されたという速報テロップを見たときは、「じゃ本人は?」と思ったが、まさかこうなるとは思わなかった。

失踪した時点でネット上の推理として本人も使っている、だから逃げているという説もあったが信じていなかった。

しかし夫の供述、別居している本人の自宅からの薬物と使用道具の押収、夫逮捕時に所持品調査を拒否してその場を去ったこと、失踪前に衣類などの買い物とATMから数十万円をおろしていたことなどから考えると、逃走もしくはどこかに隠れていると考える方が自然だろう。

かばいたくてもかばえない。

もしまったくシロならばなぜすぐに出てこない。

最近は、芸能界だけでなく力士だの大学構内だのと薬物が簡単に手に入るかのような印象を受ける。

こうしたニュースに対して、日本もこんな時代になったんだなぁくらいにしか思っていなかったが、今回のことがもし本当ならばインパクトがこれまでとは違う。

知名度が違うし、中国や台湾などアジアでも人気があり親善大使などもやっていたし。

中国のファンの方が国民性なのか、熱烈で今回も疑惑を否定したい気持ちの方が強いようだ。

「日本はのりピー捨てた」応援コメントズラリ―中国BBS(レコードチャイナ:09/8/7_18:38)
「みんな、のりピーを信じようぜ!彼女と一緒に苦難を乗り越えよう」そんなタイトルのスレッドが7日午後4時現在、閲覧数のほぼトップを飾っている。事務所の社長も早く出てきてほしいといっているが、変な形で出てくるということだけはやめてもらいたい。

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中年男性、北関東在住、未婚。05年5月にうつ病発症。現在も療養中。17年11月より午後だけの勤務。補聴器使用者。

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小春日和の意味:「晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな晴天」(こちら[外部リンク]が詳しいです)


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08年3月よりうつ病。
いくつかの職を経て、17年11月より午後だけの4時間勤務。事務。

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