ICT

2010年05月10日 05:30

衝撃の授業、青山小学校。(Ichiya Nakamura:2010/5/8)

教育現場にITを導入して新しい教育を、というととかくLANを整備するだとか、携帯端末を導入しただとか、電子黒板などハードウェアが強調されがち。

もう少し進むと、それらをきちんと道具として活用する例も出てくる。

しかし、上記のリンク先の授業はまさに衝撃的だった。

子どもたちは少人数のチームごとにタブレット型の無線LANPCを持っている。
そして、授業は算数で協力して立方体の展開図を作ろうというもの。

展開図を作りながら、ネット上でコミュニケーションもとれる。

しかし、徐々に雲行きが怪しくなる。

「ぼくの作ったブロックが壊された」「あっ取られた」という声が挙がり始めました。
 協働して作るつもりが、逆に足を引っ張り合い、うまく行かない。
「こわすな!」「やめてくれ!」「おら」という書き込みも目立ち始めました。


こうなると疑心暗鬼。通常なら授業どころではなくなる。
これをどう収拾させたか。

これが衝撃?たる所以。タネあかしはリンク先を見てください。

これはこうなることを見越してのことだったのか、あるいはこうならなければ本来の算数の授業のままであったのかはわからない。

おそらく伏線がはってあったことからこうなることを見越してのことだろうと思われる。

ここまで来ると、すごいなと思う。

ネットの世界でもリアルの世界でも起こりうること。

伝えたいことがあって、ハードウェアはそれを実現するための単なる道具でしかないこと。

ブログにも書いてあるがそういう事例を蓄積できる仕組みの整備など、ICTに予算をつけてもハードウェアだけでなくソフト面も合わせて考えさせられる事例だと思った。

ちなみにブログを書いた人のサイトのトップページはこちら(Ichiya Nakamura)

    このエントリーをはてなブックマークに追加
お知らせ
★データの入れ替え作業で全記事が二重存在します。修正前のものと後のものが混在しています。
(2007/11/14以前のもの)

■画像について
個別ページで画像が表示されていないページでは記事右上の「次の記事」リンクをクリックすると同じ内容の記事で画像が表示されます。(「ImgRedを利用した引用」の画像はリンクが切れました
プロフィール
中年男性、北関東在住、未婚。05年5月にうつ病発症。現在も療養中。17年11月より午後だけの勤務。補聴器使用者。

Blogカスタマイズネタはこちらにまとめました。

自己紹介 兼 足跡帳

小春日和の意味:「晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな晴天」(こちら[外部リンク]が詳しいです)


※記事やこのブログに関係のないトラックバックやコメントはこちらで削除することがあります。
近況報告
19/3/21up

08年3月よりうつ病。
いくつかの職を経て、17年11月より午後だけの4時間勤務。事務。

最新コメント
月別
カテゴリー別
検 索
Google

WWW ThisBlog
記事検索